スポーツ インストラクター

スポーツインストラクターって損害賠償保険に入らないといけないの?

2023.02.06

スポーツインストラクターとして働くにあたって、「保険に加入したほうが良いのだろうか?」と疑問を抱く方もいるでしょう。

そこでこの記事では、保険の必要性から実際に加入する際の手順をまとめています。

加えて、保険を比較する際のポイントについても解説していますので、ぜひ最後までお読みください。

スポーツインストラクターの保険について

スポーツインストラクターの保険について

スポーツインストラクターが保険に加入する理由には、大きく分けて二つあります。

まずは、自分自身がけがをしてしまったときに備えるためです。スポーツインストラクターは日常的に身体を動かすため、スポーツ障害が起こるリスクも抱えています。

また、指導中にクライアントがけがをしたときのために備えることも理由の一つです。どれだけ注意を払っていたとしても、クライアントがけがをしてしまう可能性をゼロにすることはできません。

なお、スポーツインストラクターに非がある場合は、相応の対応をしなければなりません。

ジムや企業に雇用されている場合は原則不要

スポーツインストラクターであっても、働き方によっては保険に加入しなくても良いケースがあります。

例えば、企業に雇用されている方であれば企業側で保険に加入するケースが多いため、個人で別途加入する必要はありません。

ただし、全ての企業が該当するわけではないため、不明な場合は雇用契約を確認するなどしてください。

もし、不十分な内容だと感じた場合には、個人に加入することを検討する必要もあります。

業務委託の場合は加入する必要がある

雇用ではなく、業務委託で従事する場合は、保険に加入しなければならない可能性が高いと考えておきましょう。

業務委託契約を結ぶ場合、保険の加入はスポーツインストラクターに任せているケースが多いです。

契約内容は勤務先によって異なるため、保険に関する内容をあらかじめ確認しておくことをおすすめします。

後になって、「知らなかった」ということがないよう注意しましょう。

保険によっては個人で加入したほうが良いケースも

「企業に雇用されている方であれば企業側で保険に加入するケースが多いため、個人で別途加入する必要はない」と前述しましたが、契約内容によっては、十分な補償を受けられないケースもあります。

稀ではあるものの、保険でまかなうことができない範囲を個人で負担しなければならない場合もあり得ます。

もし、保険内容が不十分だと感じた場合は、十分な補償を受けられる保険を探してみてください。その際まずは、損害賠償保険と傷害保険が含まれているかどうかをチェックしておきましょう。

フリーで活動している場合は保険の加入が必須

フリーで活動している場合は、必ず保険に加入しましょう。未加入の状態で営業するリスクは非常に高いです。

もし、仕事でけがをした場合、働けない間の収入減は大きな負担となり、状況によっては個人ではカバーしきれない場面もあるでしょう。

フリーランス向けの保険として、例えば「スマQworker」などがあります。けがによる入院保障や手術補償、働けない不安に備えたい人に向いている保険です。

保険に加入するための方法

保険に加入するための方法

スポーツインストラクターが保険へ加入する一般的な方法として、関連資格の取得と同時に入るケースがあります。

保険に加入できる民間資格を取得する

スポーツインストラクター関連の資格試験を実施している企業では、会員に対して保険を販売しているケースが多いです。

国内だけでなく、国外の資格であっても保険に加入できる可能性はあります。もしかしたら、既に取得している資格の中に、保険を販売している法人があるかもしれません。

例えば、NESTANSCAジャパンなどは、有資格者向けの保険を取り扱っています。

スポーツインストラクター用の保険に申し込む

資格がなければ保険に加入することができないというわけではなく、無資格であっても申し込める保険があります。

前述した「スマQworker」のようなフリーランス向けの保険をはじめ、スポーツインストラクター用の保険も検討してみると良いでしょう。

現在保有している資格の会員特典に、保険へ加入できるシステムがない場合であっても、加入することで万が一に備えられます。

スポーツインストラクター用の保険を取り扱う民間資格

スポーツインストラクター用の保険を取り扱う民間資格

ここからは、スポーツインストラクターが加入できる保険を取り扱う民間資格を4つ紹介します。

日本スポーツ協会(旧日本体育協会)

「JSPO」の略称で知られる日本スポーツ協会では、公認スポーツ指導者総合保険を取り扱っています。

補償内容が手厚いAコースと、リーズナブルな保険料のBコースに別れており、例えば指導中に自分がけがで入院してしまったときの補償額は、Aコースが日額5,000円、Bコースが日額3,000円です。

また、オンラインでの指導中にけがをした場合も対象となっています。

NESTA

全世界に多くの会員がいる「NESTA」では、年会費13,200円(税込)でさまざまな特典を受けられる「NESTA会員制度」を取り扱っています。

保険の他に、15,000円相当の有料コンテンツが無料で利用できるなどの特典も付帯しているため、仮に保険を使う機会がなかったとしてもメリットがあるでしょう。

また、月々2,200円を追加で支払うことにより、自分がけがをしたときの補償をプラスすることも可能です。

JATI

資格を持っていない方でも、会員にさえなっていれば加入できるトレーニング指導者のための保険サービスを取り扱っているのが「JATI」です。

保険料が月額700円とリーズナブルな金額であるため、「勤務先が加入している保険だけでは不安」という方や、「サブの保険として加入しておきたい」という方に便利でしょう。

年齢によって保険料は変動しますが、所得補償保険もあり、けがで収入を得られなくなった場合にも規定額の補償を受けられます。

JHCA

スポーツインストラクターのための施設所有(管理)倍書保険は、年間保険料がわずか3,800円(税込)で加入できます。

資格の有効期限が過ぎておらず、JHCAの会員であれば誰でも入ることができます。

前述した「JATI」とは違い、資格を取得しなければなりませんが、年間保険料が安い保険ですので、保険のために資格を取ることを検討しても良いでしょう。

保険を比較するときのポイント

保険を比較するときのポイント

ここからは、保険を選ぶ際のポイントを二つ紹介します。選び方が分からないという方は、ぜひ参考にしてください。

保険料や付帯するサービスで比較する

補償額が同じであれば、保険料は安いほうがお得です。そのためまずは、保険料を比較してみましょう。

しかしながら、実際に比較をしてみると、保険料には大きな差がないことも多いです。一方で、保険料がほとんど変わらなくても、メンバーシップを比べてみると全く違ったサービスが付帯しているケースがあります。

そのため、単純に保険料だけを比較するのではなく、付帯サービスにも着目してみてください。

取得する民間資格の内容で比較する

資格がなくても加入できる保険はありますが、資格の期限が切れていないことが条件となっている保険も数多く存在しています。

また、今後のために新たな資格を取得し、同時に保険に加入するのも良いでしょう。

保険は大切ですが、スポーツインストラクターとしての質を高めることも重要ですので、「有用な資格はどれなのか?」を見極めながら、同時に保険にも加入するというのも方法の一つです。

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