スポーツトレーナー

スポーツトレーナーを目指すならどっち?大学と専門学校、進路の選び方を解説

2023.02.06

スポーツトレーナーとして活躍するために、大学や専門学校で学ぶ方法がありますが「どちらを選べば良いか分からない」という方は多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく解説します。

加えて、進路を決める際のポイントについても紹介していますので「将来、スポーツトレーナーの仕事に就きたい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

スポーツトレーナーになるための方法

スポーツトレーナーになるための方法

スポーツトレーナーになる方法として、以下の3つがあります。

  • ・大学や短大、専門学校で学ぶ
  • ・必要に応じて専門資格を取得する
  • ・スポーツトレーナーとして実務経験が積める職場に就職する

それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。

大学や短大、専門学校で学ぶ

スポーツトレーナーと一口にいっても、アスレティックトレーナーやメディカルトレーナー、フィジカルトレーナーなど複数の分野があり、それぞれで必要なスキルが異なります。

トレーナーに必要な資格を在学中に取得できるケースもありますが、どこで学ぶかによって取得できる資格も違ってきます。

そのためまずは、「どんなスポーツトレーナーになりたいのか」をイメージしたうえで、必要な知識や資格などを確認し、学校を選ぶことが大切です。

必要に応じて専門資格を取得する

スポーツトレーナーの仕事に就くために、専門資格を取得するのも方法の一つです。

スポーツトレーナーに関連する資格としては、医療行為を行う際に有利な資格である「柔道整復師」「鍼灸師」「理学療法士」などがあります。

また、アスリートなどのトレーニングやけがの処置、コンディショニング管理などを行う際に役立つ「日本スポーツ協会公認のアスレティックトレーナー」という資格もあります。

現在、スポーツトレーナーとして働く現場では、医療資格とアスレティックトレーナーの資格を両方を取得しているプロトレーナーの需要が高いです。

養成講座の受講や競技団体の推薦が必要になる難易度の高い資格ではありますが、検討してみるのも良いでしょう。

スポーツトレーナーとして実務経験が積める職場に就職する

例えば、鍼灸師や柔道整復師として診療所や病院などで実務経験を積み、最終的にスポーツトレーナーを目指す道もあります。

けがの処置や診断、治療の技術などを生かして実務経験を積めれば、アスリートを支えるスポーツトレーナーとして活躍できる可能性も高くなります。

進路はどんなスポーツトレーナーになりたいかによって変わる

進路はどんなスポーツトレーナーになりたいかによって変わる

大学と専門学校、どちらの進路に進んだとしても、スポーツトレーナーの知識や技術は身につけられます。

しかし、取得したい資格やスキルによっては、どちらか一方しか選択できないケースもあります。

そのためまずは、「どんなスポーツトレーナーになりたいのか」をイメージしてから、進路を決めていきましょう。

大学に通うメリット・デメリット

大学では、スポーツトレーナーの基礎知識はもちろん、関連する知識や技術も時間をかけて学べます。

また、大学には夏休みなどの長期休暇があるため、その期間に勉強をしたり、インターンシップに挑戦したりしながら、スポーツトレーナーとしてのスキルを身につけることもできるでしょう。

しかし、大学の場合は専門学校に比べ学費が高額になりがちです。

加えて、大学院に進むのであれば学費がさらに必要となるため、通学を検討している場合は費用面も考慮しながら先々に備えていかねばなりません。

専門学校に通うメリット・デメリット

専門学校では、必要なスキルを最短2年で身につけられるため、大学に進学するよりも早くスポーツトレーナーとして活躍できます。

専門学校によっては「メディカルトレーナー」「アスレティックトレーナー」「スポーツアナリスト」など、より具体的な専攻コースもあり、専門的な知識や技術が学べます。

そのため、自分にとって理想とするトレーナー像が明確に決まっている人にとっては、大きなメリットとなるでしょう。

対して、途中で進路を変えにくいという点は、デメリットといえます。時間割が詰まっているため、アルバイトと両立したい方や、既に働いている方にとっては、通うことが難しい点もデメリットの一つです。

進路を決めるときのポイント

進路を決めるときのポイント

ここでは、進路を決める際に重視したい3つのポイントを解説します。

どの分野のスポーツトレーナーになりたいか

スポーツトレーナーとして活躍できる場所は複数あるため、まずは「どの分野のスポーツトレーナーになりたいのか」をイメージしましょう。

例えば、プロスポーツ選手のトレーナーや、ジムに勤務するトレーナーなど、対象とするクライアントやスポーツの種類を決めてみてください。

希望する分野によって学習内容が異なるため、方向性や種類を絞るだけでも進路が決めやすくなります。

身につけたい知識やスキルは何か

「どの分野のスポーツトレーナーになりたいのか」をイメージできたら、次は必要な知識やスキルを調べましょう。そうすることで、選ぶべき進路が見えてきます。

例えば、「柔道整復師」や「理学療法士」などは国家資格であるため、取得するために通う学校の指定があります。

将来の夢が具体的に決まっているか

「どの分野のスポーツトレーナーになりたいのか」をまだ決められない場合は、大学で幅広い知識とスキルを習得するのが良いでしょう。

大学に4年間通うことで、有利とされる医療系資格や、アスレティックトレーナーの資格が取得しやすくなります。

反対に、「どの分野のスポーツトレーナーになりたいのか」が決まったときは、短期大学を選ぶ手もあります。

身につけるべき知識や資格が短期大学で取得できるのであれば、4年生の大学よりも一足早くトレーナーとして活躍できます。

スポーツトレーナーになるには高卒でも大丈夫?

スポーツトレーナーになるには高卒でも大丈夫?

ここからは、現在高校生の方に向けて「卒業後にすぐスポーツトレーナーの仕事に就けるのか」について解説します。

不可能ではないが進学したほうが良い

高校卒業後すぐに、スポーツトレーナーになることは不可能ではありません。

しかし、目指す進路によっては難しい場合もあります。特に、医療系の国家資格を取得したい場合は、大学や専門学校に進学しなければ取得できません。

高校卒業後に後悔しないためにも、まずは自分の進路が具体的に決まっているかを見つめ直してみましょう。

将来に向けてやっておきたいこと

高校時代に積み重ねた経験が、将来役に立つ場合があります。例えば、以下のようなことです。

  • ・実際にスポーツを体験する
  • ・英語の学習をする
  • ・なりたいスポーツトレーナーの方向性を決める

実際にスポーツを体験する

スポーツトレーナーとして将来活躍したいと考えているのであれば、高校時代になるべくスポーツを体験しておきましょう。

さまざまなスポーツを実際に経験しておくことで、必要なトレーニングを考えられたり、場合によってはけがの経験がその後に生きるケースもあります。

英語の学習をする

現在のスポーツチームは、国際的な活躍をする選手が増えてきており、プロのスポーツトレーナーは英語を話す機会が多くなってきています。

また、スポーツジムなどの施設で働く際、外国人客が多い場合は、資料やトレーニングプログラムを英語で説明する機会があります。そのため、最低限の英語能力を身につけておいて損はありません。

なりたいスポーツトレーナーの方向性を決める

高校生のうちに、「どの分野のスポーツトレーナーになりたいのか」を決めておくと、進路を決める際に迷いにくくなります。

前述のとおり、スポーツトレーナーにはアスレティックトレーナーやメディカルトレーナー、フィジカルトレーナーなど種類が複数あります。

具体的にイメージしづらい方は、「こんなトレーナーになってみたい」という大まかな所感だけでも構いません。

大学や専門学校のオープンキャンパスに行くのも手

興味がある学校があれば、できる限り実際に現地に行って雰囲気を確かめてみましょう。

そうすることで、「専門学校に行けば良かった」「イメージしてたのと違う」などの選択ミスを、未然に防げます。

また、オープンキャンパスに参加することで、スポーツトレーナーとしての仕事内容や必要なスキルなどもイメージしやすくなり、進路を決める際にも役立つでしょう。

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