スポーツ インストラクター

スポーツインストラクターになるには大学と専門学校のどちらが良い?

2023.02.06

現在高校生で、スポーツインストラクターを目指そうと考えている方の中には、「大学と専門学校のどちらに進学するべきか」と、悩んでいる方がいると思います。

そこでこの記事では、それぞれの進路のメリット・デメリットを詳しく解説します。また、「スポーツインストラクターに向いている人」についてもまとめていますので、ぜひ最後までお読みください。

スポーツインストラクターになるには大学と専門学校のどちらが良いか 

スポーツインストラクターになるには大学と専門学校のどちらが良いか 

スポーツインストラクターに必要なスキルは、大学もしくは専門学校のどちらを選んでも身につけられます。

しかし、大学と専門学校では授業形態などが異なるため、それぞれにメリット・デメリットがあるのも事実です。

そのため、学びたい専門分野、卒業後の就職先を総合的に考えてから決めることが大切といえます。

次項で詳しく、それぞれの特徴を紹介しますので、夢や将来の希望と照らし合わせながら読み進めてみてください。

大学に進学するメリット・デメリット

大学に進学するメリット・デメリット

大学に進学するメリット・デメリットとして、以下の3つがあげられます。

  • ・スポーツジムやフィットネスクラブでアルバイトしやすい
  • ・学習の幅が広いため進路の選択肢が多い
  • ・明確な目標がないと怠惰になりやすい

それぞれ詳しく見ていきましょう。

スポーツジムやフィットネスクラブでアルバイトしやすい

大学では、4年間をかけてカリキュラムを進め、知識と技術を身につけていきます。

専門学校と比較すると時間的余裕があるため、スポーツジムやフィットネスクラブでアルバイトをするチャンスもあります。

在学中、スポーツインストラクターに関連するアルバイトができれば、大学で学んだ知識をアウトプットすることもできるでしょう。

また、アルバイトで分からないことがあっても、大学で聞いたり調べたりしながら解決できるため、学習の良いサイクルが作れます。

学習の幅が広いため進路の選択肢が多い

大学では、スポーツインストラクターに関連したスポーツコーチングや、スポーツメンタルトレーニングなど、多分野の学習が可能となります。

途中で他の分野に興味がわいた場合も、進路変更がしやすい点はメリットといえるでしょう。

さらに、学習期間が長いため「スポーツインストラクターとして何を専門にしていきたいか」など、さまざまな分野と比較しながら将来のことを考えられる余裕があります。

明確な目標がないと怠惰になりやすい

大学は自由時間が多い半面、授業や部活動など自分の意思で選ばなければならない場面も多いです。

自主性が求められるため、自己管理が苦手な人や慣れていない人は怠惰になりやすいでしょう。

明確な目標があれば充実した4年間にできますが、途中で気持ちが途切れてしまう方もいます。

「どんなスポーツインストラクターになりたいのか」「どの分野を専門にするか」など、具体的な目標を決めておくことが必要です。

専門学校で学ぶメリット・デメリット

専門学校で学ぶメリット・デメリット

続いて、専門学校に通うメリット・デメリットを見ていきましょう。具体的には、以下の3つがあげられます。

  • ・短期間で技術を習得できる
  • ・実践的なスキルを身につけられる
  • ・大学に比べ時間に余裕がない

短期間で技術を習得できる

専門学校は基本的に、2年(医療系であれば3年)で卒業できます。

そのため、「社会に早く出てインストラクターとして働きたい」という人に向いています。

大学に比べ、学費を抑えられる点もメリットといえるでしょう。

実践的なスキルを身につけられる

専門学校では、提携しているスポーツジムでの実習など、独自のカリキュラムがそれぞれの学校にあります。

独自のカリキュラムがある専門学校では、スポーツ生理学や心理学を取り入れたり、講師陣にトップトレーナーを採用したりと工夫がされています。

さらに、スポーツインストラクターに役立つ資格取得のサポートを行っている専門学校も数多く存在します。

大学に比べ時間に余裕がない

大学に比べ、専門学校は時間的余裕が少ないです。

短期間で知識を習得するためのカリキュラムが組まれている学校も多く、途中で学習分野の変更ができないケースも多いです。

進路変更が難しい点は、デメリットといえるでしょう。

スポーツインストラクターに向いている人

スポーツインストラクターに向いている人

ここからは、スポーツインストラクターに向いている人に共通する2つのポイントを紹介します。自分にあてはまるかどうか、ぜひ確認してみてください。

スポーツが好き

スポーツインストラクターはスポーツに深く関わる仕事です。そのため、スポーツが好きであるかは大切なポイントといえます。

スポーツにはさまざまな種類があり、大学や専門学校のカリキュラムの中には、各スポーツの特性が学べる授業もあります。

スポーツの種類によっては、今まで体験したことや見たことがない場面も出てくるでしょう。そんなとき、分からないことがあっても新しい知識やスキルを身につけようとする前向きな姿勢が必要です。

あらゆるスポーツに興味を持ち、探求する意識が高い人は、スポーツインストラクターに向いているといえます。

面倒見が良く、自己管理できる人

スポーツインストラクターは、知識や技術をクライアントに提供するだけではありません。ときには、クライアントの体調管理や現状把握を求められる場合もあります。

そのため、常に目配りや気配りができ、面倒見が良い人はインストラクターに向いているといえるでしょう。

また、インストラクター自身が自己管理できていないと、クライアントへの説得力がありません。適度な自己管理を行うことも、仕事の一部として必要です。

高校卒業後の進路を決めるうえでのポイント

次に、進路を決めるうえでポイントとなる点について紹介します。以下の3つを踏まえて、専門学校と大学どちらを選ぶか、迷ったときの参考にしてください。

  • ・希望の資格を取得できるか
  • ・実務的な研修を行える環境があるか
  • ・やりたいことが具体的に決まっているか

希望の資格を取得できるか

スポーツインストラクターを目指すにあたって、必須となる資格はありません。

しかし、スポーツインストラクターとして活躍している方の中には、指導者としての資格や医療系の資格を取得している方もいます。

そのため、学校選びでは「資格取得のサポートをしてもらえるか」を事前に確認してみてください。

資格によっては指定校を卒業しないと取得できない場合もあるため、条件もあわせて確認しておきましょう。

実務的な研修を行える環境があるか

大学や専門学校の中には、実践的な研修を行っているところが多数あります。

座学だけでは覚えにくいことも、実践的な研修を行うことで身につきやすくなります。

実践は貴重な経験です。スポーツジムやフィットネスクラブでアルバイトできる方であれば良いですが、そうでない場合は実践的な研修を実施している学校のほうが、スキルを身につけやすいでしょう。

やりたいことが具体的に決まっているか

既に、スポーツインストラクターとしてやりたいことが決まっている場合は、専門学校が向いています。

専門学校ではコースが細かく分かれており、具体的なゴールに向けて短期間で必要な知識や技術を学べるからです。

一方で、「複数の分野について学びながら、最終的な進路を決めたい」という方は、時間的余裕のある大学が良いでしょう。

また、どちらを選ぶにしても、オープンキャンパスや説明会に行ってみることをおすすめします。

気になることや疑問点を直接確認できるため、「イメージと違った」「行きたい学校は別のところかもしれない」など、新しい気づきを得られるかもしれません。

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