ピラティスが好きな方の中には、どのようにしてピラティスインストラクターになるか気になる方もいると思います。
この記事では、ピラティスインストラクターがどういう仕事なのか、必要な資格はなにか、さらに向いている人の特徴を紹介します。ピラティスインストラクターに興味がある人は、ぜひ最後まで確認してください。
目次
ピラティスインストラクターは、ピラティススタジオやフィットネススタジオで、ピラティスの指導を行う仕事です。
ピラティスに関する知識や専門用語、呼吸法などをはじめ、筋肉の名称や関節の働きなどの知識も必要となります。
ピラティスには、「マットピラティス」と「マシンピラティス」の2種類があります。
マットピラティスは、ヨガマットの上で行うピラティスです。インストラクターの掛け声や音楽にあわせて、体重を負荷にしながらポーズを取り、全身を鍛えます。
一方、マシンピラティスは、専用のマシンを使用しながら負荷を与え部分的に鍛えるピラティスです。
ピラティスインストラクターの仕事内容は主に、正しいピラティスを伝えることです。
多くの人を対象に、美容効果や健康な身体を手に入れられるよう導きます。
また、美容や体型維持に効果的な食事方法、健康維持に役立つ習慣を理解し、アドバイスすることも仕事の一つです。
ピラティスインストラクターが活躍できるフィールドとして、主に以下があります。
正社員や契約社員としてピラティスジムやヨガスタジオで働いたり、フリーランスでリハビリテーション施設やカルチャースクールで仕事をする方法もあります。
また、自宅で定期的に教室を開くピラティスインストラクターもいます。
ピラティスインストラクターになるために、必ずしも資格が必要というわけではありません。
しかし、資格がない場合は、就職先を見つける際に不利となるケースがあります。
資格を保有しているほうがクライアントから信頼されやすい傾向にあるため、ここでは代表的な6つの資格を紹介をします。
BASIピラティスは、アメリカのピラティス教育団体で、現在40カ国以上で活動を行っています。
科学的根拠に基づいたポーズを実践し、機能的で美しい動きが特徴です。専用のプログラムを受講した後テストを受け、合格するとBASIピラティスの資格を取得できます。
資格はマットピラティスとマシンピラティスで分かれており、マシンピラティスはマットピラティスの資格取得後に試験を受けられます。
FTP JAPANは、マシンを使わないマットティラピスに特化した団体です。
マットピラティスだけでなく、マタニティピラティスの資格も取得できます。
未経験者でも最短36時間で資格取得が目指せるうえ、受講費用が比較的安い点も特徴の一つです。
Stott Pilatesは、1998年にカナダで設立された団体で、世界100カ国以上に50,000人を超える生徒がいます。
ピラティスの考案者ジョセフ・ピラティスの思考に基づいた理論により、解剖学や整体力学の要素も含めたピラティスのノウハウを習得できます。
リハビリテーションのためのピラティスコースを受講できるのも、Stott Pilatesの特徴です。
PHIピラティスは、創始者のクリスティン・ロマニ・ルビィが30年以上カリフォルニア大学で研究をしたピラティスです。
アメリカに本部があるPHIピラティスは、理学療法のクリニックも兼ねていることが特徴で、アスリートから高齢者まで幅広い人に利用されています。
PHIピラティスジャパンの養成講座を受けることで、インストラクター資格の取得が可能です。
JAPICAピラティス指導者資格は、日本ピラティス指導者協会(JAPICA)が発行している資格です。
ピラティスの創始者が考案した手法をもとに、日本人にあわせたピラティスを学べます。
JAPICAの資格取得コースでは、ピラティスインストラクターとして必要なコミュニケーションスキルを学ぶことが可能です。
ピラティスインストラクターは、日本インストラクター技術協会が発行している資格です。
手足の屈曲や伸展、肩の運動など、ピラティスの動きや効果について理解しているかを証明するのに役立ちます。
インターネット上で受験ができるため、在宅で資格取得が目指せる点もメリットです。
続いて、ピラティスインストラクターの働き方を詳しく見ていきましょう。
1つ目は、ピラティススタジオやフィットネススタジオで、アルバイトとして働きながら経験を積む方法です。
はじめはアシスタント業務や受付などが主な業務になるケースが多いものの、徐々にインストラクターとしての経験を積める場合もあります。
ピラティスやインストラクターの知識がない、未経験の方はアルバイトから始めてみるのも方法の一つです。
ピラティススタジオやフィットネススタジオで正社員として働く場合は、フリーランスや個人事業主に比べ、収入が安定します。
スタジオによっては、認定機関と連携して資格を取得できるケースもあります。
「先々はフリーランスになりたい、独立したい」と考え、まずは正社員として経験を積むピラティスインストラクターも少なくありません。
フリーランスとして働く場合、自身でスタジオを立ち上げたり、ピラティススタジオやフィットネススタジオと業務委託契約を結んだりする方法があります。
オンラインで指導したり、YouTubeなどで動画配信する方法もありますが、いずれにしても集客力が重要となります。
全くの未経験からスタートしてスタジオ運営や集客を行うのは、ハードルが高くなるため注意が必要です。
オンライン講座を開設し、ピラティスインストラクターとして活動する働き方もあります。
オンライン講座をはじめ、YouTubeやTikTokなどでも動画配信を行うと、集客につながる可能性が高まります。
スタジオを開設する方法に比べ、オンラインであれば初期費用も抑えられます。
ここでは、ピラティスインストラクターに向いている人の特徴について紹介します。
ボディメイクとは、筋力トレーニングやエクササイズを通して身体を引き締めることです。
ただ減量をするのではなく、健康的で引き締まった身体を目指すことに対し、前向きに取り組める人はピラティスインストラクターに向いています。
体力があり、活動的な人ほどボディメイクへの意識が高い傾向にあるため、生徒の見本となるような体形を維持することにもつながります。
ピラティスが好きであることはもちろん、スポーツをはじめ身体を動かすことが好きな人はインストラクターに向いています。
ピラティスは、サーフィンやゴルフなどのスポーツに親しんでいる方にも人気があり、体幹を強化したり筋肉の可動域を広げたりするなど、筋肉の柔軟性向上を目的に取り入れている方が少なくありません。
体幹を意識しながら全身を鍛えていくことが多いピラティスは、「運動をした」「筋肉を使った」という感覚を楽しめる人ほど向いているといえます。
ピラティスインストラクターは、ピラティスの知識や手法を熱心に学べる人に向いています。
また、ピラティス以外に美容やダイエットなどの最新情報にもアンテナを張れる人のほうが向いているといえます。
他のピラティスインストラクターとの差別化を図り、美容やダイエットに関する知識なども多く持ち合わせる人であれば、集客力をあげることにもつながります。
人と関わることが好きな人は、ピラティスインストラクターに向いています。
ピラティスインストラクターは、レッスン中、常に身体の状態を観察しながら指導することが重要な仕事です。
積極的にアドバイスをしたり、生徒がリラックスしてエクササイズできるよう、コミュニケーションを取る必要があります。
また、明るく親しみやすいインストラクターには、クライアントも多く集まるでしょう。
ここまで、ピラティスインストラクターについて紹介しましたが、人と関わることや身体を動かすのが好きという方はピラティストレーナーを目指してみてはいかがでしょうか?
特に、未経験からピラティストレーナーを目指したい方には、「WECLE(ウィークル)」のピラティストレーナーがおすすめです。
ストレッチピラティス専門店であるWECLEでは、スタッフの約9割が未経験からスタートしています。トレーナーライセンスは不要で、技術だけでなく接客やマナーなども身につけられる研修を用意しています。
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