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【インストラクターを目指せる有名大学】選び方、あると有利な資格も紹介

2023.06.01

スポーツインストラクターを目指すために、大学への進学を検討しているものの、「どのような大学が良いか分からない」「選び方を知りたい」と疑問を抱く方は多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、スポーツインストラクターを目指せる大学や、先々役立つ資格を紹介します。

大学の選び方や、大学進学におけるメリット・デメリットについても触れていますので、インストラクターを目指す方は、ぜひ参考にしてください。

インストラクターを目指すときの大学の選び方

インストラクターを目指すときの大学の選び方

インストラクターを目指すための大学選びは、スポーツや健康分野に関連する知識を習得できることはもちろん、自分が学びたいことを学べるかどうかも重要なポイントです。

まずは、インストラクターを目指す際の大学の選び方についてみていきましょう。

スポーツに関わる学科を選ぶ

スポーツインストラクターに関連する学科には、体育学科・スポーツ学科・健康学科などがあります。

近年では、スポーツ産業の発展を支える人材育成を目的としたスポーツマネージメントを学べる大学もあり、スポーツに関する幅広い知識を学習できる機会が増えています。

今後は、スポーツ・健康分野に関するビジネスや社会政策の教育に力を入れる大学も増えていくでしょう。

かつては、保健体育教員への就職を目指して大学に進学する人が多くみられましたが、現在では教員以外の公務員や、スポーツ・健康分野の民間企業を選択するなど多様性に富んでいます。

大学の資料やオープンキャンパスで、どのような内容を学習できるか説明している大学も多いため、スポーツに関連する講義があるかを確認してみるのも良いでしょう。

学びたいことや将来を見据えて選ぶ

同じスポーツ関連の学科がある大学でも、体育大学と総合大学では学ぶことが違います。

体育大学は、スポーツ関連の学習に特化しており、自らもスポーツに取り組む学生が多いです。一方、総合大学はスポーツに関連する内容だけでなく、スポーツ以外の講義や科目を学習することによって、幅広い知識の習得を目指します。

また、同じ大学でも学部によって学ぶ内容が変わるため、進路を選ぶ前に自分が何を学びたいのかを明確にしておきましょう。

例えば、運動科学科では実践的な運動方法を学びますし、スポーツ健康学科では多くの人が健康的にスポーツを楽しめる理論を学びます。

「希望する学科があるか」「資格を取得できるか」についても考慮しながら、大学を選ぶことが大切です。

インストラクターになるために大学を目指すメリット・デメリット

インストラクターになるために大学を目指すメリット・デメリット

インストラクターになるには、大学以外に短大や専門学校に行く選択肢もあります。それぞれでメリット・デメリットが異なりますが、ここでは大学を選ぶ際のメリットと注意点について解説します。

進路の選択肢が多く資格を取得しやすい

大学では、学習分野や進路の変更ができる場合があります。

入学後、「別の分野を学習したい」と思った場合に方向転換をしやすいことから、進路の選択肢を広げられるメリットがあります。

また、インストラクターやスポーツトレーナーに関する資格の中には、大学卒業を条件としているものや、大学を卒業しているほうが取得しやすいものもあります。

長期休暇の間にアルバイトなどで経験を積みやすい

大学は、夏休みなどの長期休暇があるため、スポーツジムなどでアルバイトができれば、実務経験を積めます。

スポーツジムやフィットネスクラブでのアルバイトは、大学で学んだことを実践する良い機会になりますし、仕事や研修を通して新しい発見があるかもしれません。

また、長期休暇を使って、資格取得のために勉強をすることもできるでしょう。

時間を有効活用できれば、さまざまな経験や勉強を通して視野を広げられるため、将来自分が進むべき道を考えるきっかけにもなります。

自己管理能力が必要

大学では、進路の選択肢や自由時間が多い半面、自主性が求められることから、自己管理が苦手な場合は怠惰になる傾向があります。

そのため、学習意欲と明確な目的を持って大学生活を送ることが大切です。

また、大学は短大や専門学校よりも学習期間が長いため、学費が高額となる可能性があります。

インストラクターを目指せる有名な大学10選

インストラクターを目指せる有名な大学10選

ここからは、「インストラクターを目指すにあたり、どのような学校があるかを知りたい」という方に向け、以下の10校を紹介します。

  • ・東京有明医療大学
  • ・日本体育大学
  • ・国士舘大学
  • ・桜美林大学
  • ・大阪行岡医療大学
  • ・愛知学院大学
  • ・聖徳大学
  • ・和光大学
  • ・帝京平成大学
  • ・関西医療大学

東京有明医療大学

東京有明医療大学で、インストラクターを目指せる学部は保健医療学部です。スポーツ学や健康科学に加えて、リハビリテーションや医療技術学も学べます。

鍼灸学科と柔道整復学科に分かれており、現代医学と東洋医学に精通した教授によって行われる実践的なカリキュラムが魅力です。

キャンパス内には、附属の鍼灸センターや接骨センター、クリニックを併設しており、豊富な実習経験を積むことができます。

日本体育大学

日本体育大学は、スポーツ活動に特化した体育学部をはじめ、スポーツ文化学部や児童スポーツ教育学部、スポーツマネジメント学部、保健医療学部などがあり、スポーツに関わる幅広い分野について学べます。

さまざまな学部や学科があるため、将来の選択肢を増やしたい方に向いている大学といえるでしょう。

インストラクターを目指す場合は、スポーツ国際学科とスポーツマネジメント学科をチェックしてみてください。

国士舘大学

国士舘大学は、7学部(政経、体育、理工、法、文、21世紀アジア、経営)を擁する総合大学です。

体育学部には、体育学科、武道学科、スポーツ医科学科、こどもスポーツ教育学科の4学科があり、

インストラクターを目指す方は、体育学科とこどもスポーツ教育学科が対象となるでしょう。

体育学科では、スポーツ医学や健康科学の他に、人間工学に関する知識を学べます。こどもスポーツ教育学科では、こどもの発達や成長を支援する技術を体得できます。

桜美林大学

桜美林大学は、学部制とは異なる「学群制」を導入しており、学生が学問領域を自由に選択できるため、学びの可能性を広げられます。

インストラクターの関連学群として注目したいのは、健康福祉学群の健康科学専攻とスポーツ科学専攻です。

コンディショニングの方法や、パフォーマンス向上を狙ったトレーニング方法などを学べます。

大阪行岡医療大学

大阪行岡医療大学は、質の高い理学療法士を育成することに特化した大学です。

医療関連施設や福祉・介護関連施設との協力体制を構築しているため、さまざまな現場でのインターンシップや実習を可能としています。

また、日々の学習や実習のみならず、国家資格である理学療法士の取得に向けた対策授業も行っています。

愛知学院大学

愛知学院大学は、10学部(文、心理、健康科、商、経営、経済、法、総合政策、薬、歯)があり、中部圏でも有数の規模を誇る総合大学です。

基礎的知識を学習する「教養教育」と、専門分野について学ぶ「専門教育」を組み合わせた学習カリキュラムを提供しています。

インストラクター関連の学部である健康科学部では、スポーツ科学や健康科学の理論学習と指導・支援技能の習得が可能です。

聖徳大学

聖徳大学は、6学部(教育、心理・福祉、文、人間栄養、看護、音楽)を擁する女性総合大学です。

インストラクターに関連する学科は、教育学部教育学科スポーツ教育コースです。

スポーツ界で活躍した経験を持つ教員から直接技術指導を受けたり、スポーツコーチング理論を学習したりしながら、スポーツ指導に関する資格取得を目指します。

和光大学

和光大学は、現代人間、表現、経済経営の3学部を擁する総合大学です。

インストラクターに関連する学部は、現代人間学部人間科学科です。

スポーツ学や健康科学に加えて、社会学や文化人類学を学習し、現代社会における人間の本質を探究します。

帝京平成大学

帝京平成大学は、5学部(薬、人文社会、ヒューマンケア、健康メディカル、健康医療スポーツ)を擁する総合大学です。

実践によって学びを深める実学教育を基本としており、学生や地域住民が共同で運営する総合型地域スポーツクラブを通じて、貴重な学びを体験できます。

インストラクターに関連する学部は、人文社会学部経営学科トレーナースポーツ経営コースです。少人数制セミナーによる個別指導と、トレーナー関連資格の取得を目指します。

関西医療大学

関西医療大学は、保健看護学部と保健医療学部の2つの学部を持つ医療系大学です。在学中に数多くの臨床実習を取り入れるなど、臨床教育を重視しています。

また、少人数制を実施しており、実習では附属の治療院において、施術を担当するプロから直接指導を受けることもできます。

インストラクターに関連する学科は、保健医療学部のはり・灸スポーツトレーナー学科と、ヘルスプロモーション整復学科です。高度な医療知識と専門性の高い技術を習得できます。

インストラクターを目指すなら!あると有利な資格

インストラクターを目指すなら!あると有利な資格

インストラクターになるために資格は必須ではありませんが、資格を保有しているほうが就職などで有利になる可能性があります。

ここでは、インストラクターを目指すうえで役立つ資格を紹介します。

健康運動指導士

健康運動指導士は、安全で効果的な運動を実施するための運動プログラムの作成や指導を行う専門家として、「財団法人健康・体力づくり事業財団」により設立された民間の資格です。

講習会や認定試験、健康指導台帳の登録については、全て公益財団法人 健康・体力づくり事業財団が行っており、資格を取得する方法は以下のとおりです。

  • ・健康運動指導士養成講習会を受講する
  • ・健康運動指導士養成校の養成講座を修了後、健康運動指導士認定試験に合格したうえで、健康運動指導士台帳に登録する

運動施設やフィットネスクラブだけでなく、介護施設や病院などでも活躍が見込める資格です。

NSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)

NSCA認定パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)は、トレーニングやフィットネスに関する専門的知識や技術を持っていることを、NSCAが認定する国際資格です。

下記の条件を満たすことで認定を受けられます。

  • ・満18歳以上かつNSCAジャパン会員であること
  • ・高等学校卒業者または高等学校卒業程度認定試験の合格者であること
  • ・有効なCPR/AEDの認定者であること
  • ・NSCA-CPT認定試験に合格すること

パーソナルトレーナーとスポーツインストラクターは共通する部分もあり、トレーナー業界でも信用のある資格として知られています。

JATI認定トレーニング指導者資格(JATI-ATI)

JATI認定トレーニング指導者資格(JATI-ATI)は、特定非営利活動法人日本トレーニング指導者協会(JATI)が、科学的根拠に基づく適切な運動プログラム作成と指導ができる専門家として認定したことを証明する資格です。

取得するためには、以下の条件を満たす必要があります。

  • ・JATIに入会する
  • ・養成講習会を受講し、学習課題(ワークノート)を提出する
  • ・認定試験に合格する

JATI-ATI有資格者は、フィットネスジムやスポーツクラブのインストラクターの他、スポーツ団体のコーチとしても活躍できます。

大学進学の他に!ストレッチトレーナーを目指す道もある

インストラクターを目指すにあたり、大学進学や資格取得は有効な手段です。しかし、経済的な事情で大学に進学するのが難しい方や、時間的な余裕がない方もいるでしょう。

また、「進学以外の方法で、未経験でもチャレンジできる方法はないの?」と疑問を抱く方も、いらっしゃるかもしれません。

そこで、お伝えしたいのが、ストレッチを専門とする「ストレッチトレーナー」への道です。

世界に210店舗以上を展開するストレッチ専門店「Dr.stretch」では、充実した育成プログラムと研修制度があり、未経験からでもスタートできます。

メジャーリーガーのボディメンテナンスとして支持を得ている「コアバランスストレッチ」を提供しており、在籍するストレッチトレーナーの約9割が、実は未経験からのスタートです。

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