「部活でのバスケの経験を仕事に生かしたい」
「バスケットボール関連でどんな仕事があるのかよく分からない…」
バスケットボール経験者の方ならば、一度はバスケットボール関連の仕事に携わりたいと考えるのではないでしょうか。
本記事では、未経験からでも活躍可能な、バスケットボールに関する職種11選をご紹介します。必要な資格も併せて紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
バスケットボールに関わる職種を11選紹介していきます。内容は、以下のとおりです。
1.バスケットボール選手
2.審判
3.スカウト・強化部門
4.マネージャーや通訳者
5.Bリーグなどの協会団体職員
6.アナライザー(データ分析)
7.スポーツメディア・マスコミ
8. スポーツトレーナー
9.栄養士
10.バスケットボールグッズの販売員
11.スポーツ関連企業
一つずつ、詳しく見ていきましょう。
バスケットボール関連の仕事で最初に思い浮かぶのは、大会で活躍するプロのバスケットボール選手の姿ではないでしょうか。プロとして活躍するためには、男性はBリーグ、女性はWリーグのチームの選手として契約します。
有名な方でいうと、大谷翔平選手の妻である田中真美子さんは、元Wリーグの「富士通レッドウェーブ」のメンバーとして活躍した選手として知られています。
バスケットボールの選手はプロのみならず、アマチュアとしても試合に出場が可能です。地域リーグやクラブチームなど、さまざまな形でバスケットボールに関われるという特徴があります。
試合をスムーズに進める審判員としても活躍できます。バスケットボールの試合では、選手がルールを遵守しながら安全に進められているかチェックする重要な役割があります。
バスケットボールの試合中は、選手のプレーを見逃さないよう、正しくジャッジをするために集中力や体力が必要です。
Bリーグをはじめ、公式の試合で審判員として活躍するためには、日本バスケット協会が定めるライセンスを取得しなければなりません。
また、ルール通りに試合をスムーズに進めるためにも、バスケットボールに関する深い知識が必要となるでしょう。
チーム力をより強化するために、バスケットボール選手を新たにスカウトする仕事があります。国内外問わず試合の視察に出向き、有望な選手を発掘します。
チームの即戦力として、選手のスキル面はもちろん、人間性や潜在能力を見抜く力が必要です。
スカウト業務は、活躍している選手をスカウトするのみならず、チーム強化のために戦略的な立場として、さまざまな視点や専門的なスキルが必要な仕事なのです。
バスケットボールチームの運営には、選手や監督を支える重要な裏方として、マネージャーや通訳者がいます。主に、選手や監督を裏方からサポートする役割です。
マネージャーの主な業務は、チームや監督のスケジュール調整や、遠征時の移動の手配などの事務的な内容です。また、ときにはメンタル面のサポートも行います。
一方で通訳者は、外国人選手と監督、チームメイト間で円滑にコミュニケーションが取れるよう、支援を中心に行います。
このようにマネージャーや通訳者は、選手が試合に集中できるように、チーム内のさまざまな調整役として活躍しているでしょう。
バスケットボール業界では、Bリーグなどの協会団体職員として、競技の発展に貢献できます。Bリーグなどの協会団体の職員には、クラブチームをまとめる運営担当や、バスケットボールの魅力をSNSで世界に広める広報担当、グッズの企画担当から販売担当まで、幅広い職種があります。
「バスケットボールをもっと多くの人に楽しんでもらいたい」と、熱い思いを持った人がBリーグの職員に向いているでしょう。
アナライザーとは、試合中の選手の動きや相手チームの戦略の分析を行い、選手や監督にアドバイスをする仕事のことです。
アナライザーとして活躍するためには、データの分析力やバスケットボールに関する深い知識が必要です。
また、監督や選手と戦術的な観点から話合うこともあるため、コミュニケーション能力も大切です。加えて、分析のツールや数値を扱う仕事でもあることから、パソコンのスキルも重要となってくるでしょう。
バスケットボールの試合状況や結果をいち早く報告するために、スポーツメディアやマスコミといった業種があります。
バスケの情報を発信する媒体として、テレビや新聞、ラジオ、Webなどがあります。職種としては、アナウンサーや解説者、ライター、カメラマンなど、メディア関連で幅広く活躍することが可能です。
また、バスケットボールの試合や選手の活躍を伝えるスポーツメディアやマスコミは、ファンと競技をつなげる重要な役割を担っています。
そのため、試合や選手の状況をより分かりやすく、かつ的確に処理し、ファンに発信していく能力が求められるでしょう。
スポーツトレーナーには、選手の身体面・精神面から総合的にサポートする役割があります。具体的に挙げると、試合中にケガした場合の応急処置・マッサージ・テーピングなど、選手を手厚くサポートします。
また、スポーツトレーナーは選手の目標に向かって一緒に歩んでいけるため、共に喜びを分かちあえることは、何よりのやりがいとなるでしょう。
スポーツトレーナーとなる上で、資格を取得する必要はありませんが、ケガの予防・応急処置・健康管理など、専門的な知識が必要です。
今後、スポーツトレーナーとして活躍していくためには、理学療法士や鍼灸師、柔道整復師といった国家資格を取得すると、より信頼性が高くなるでしょう。
バスケットボールは「飛ぶ「走る」と、ハードな競技であることから、栄養士は選手の健康維持には必須の職業です。
栄養士の業務内容には、選手一人ひとりの体の状態に合わせて食事メニューを考案したり、食事に関するアドバイスをしたりすることが挙げられます。ただ栄養を管理するのではなく、現場スタッフの一員として、選手の状態把握ができる栄養士は欠かせない職業です。
栄養士になるためには、管理栄養士の資格を取得した後、公認スポーツ栄養士養成講習会を受講し、検定試験に合格しなければなりません。
関連グッズの店舗販売も、バスケットボールの経験や熱意を生かせる仕事でしょう。バスケットボール専門の店舗や「スポーツデポ」などの大型スポーツ用品店に勤務できます。
ただし、顧客のニーズに合わせて商品を紹介したり、魅力を伝えたりと、コミュニケーション能力が必須です。例えば、初心者の方には商品の選び方や、足の形に合わせたシューズの選定など、顧客一人ひとりに合わせた対応が求められるでしょう。
スポーツ関連企業への就職も、バスケットボールと関わる手段の一つです。同じ企業でも、新商品を開発する企画・開発部門、商品を作る製造部門、商品を売り込む営業部など、さまざまな職種に分けられます。
代表的な企業としては、ボールメーカーの「ミカサ」や、バスケットシューズが代名詞となっている「ジョーダン」などが挙げられます。
このように、スポーツメーカーは、バスケットボールグッズの製品開発から販売まで幅広い分野で活躍でき、有名企業も多いことから、さまざまなキャリアパスを築けるでしょう。
それでは、バスケットボール関連の仕事は、実際にどのような人が向いているのでしょうか。ここでは、バスケットボール関連の仕事に向いている人の特徴をご紹介していきます。
バスケットボールに関して深い知識や経験を持ち合わせていると、さまざまな職種で重宝されます。選手として培った経験や知識から、プレイヤーとしての視点、選手のニーズを深く理解できるためです。
例えば、商品開発の仕事の場合、選手が求める機能を理解しながら商品開発を進められます。
また、スポーツトレーナーとしても、専門的な知識に加え、自身のこれまでの経験から選手にアドバイスを伝えられます。
このように、バスケットボールに関する深い知識や経験があると、キャリアを築く上で重要な要素となるでしょう。
バスケットボール関連の仕事で何よりも大切なことは「バスケットボールへの情熱があるのか」という観点です。
常に新しい情報をキャッチアップしていかなければ、監督や選手、関係者たちとうまくコミュニケーションが取れず、モチベーションが下がってしまいます。
さらに、バスケットボールへの情熱は、バスケットボール業界を発展させる大きな原動力となり得ます。そのため「熱意」は、欠かせない要素なのです。
バスケットボールへの情熱があるということは、長くキャリアを続けていく上で重要なポイントとなるでしょう。
バスケットボール関連の仕事は、体力を持ち合わせていることが重要になってきます。例えば、マネージャーなどは、変則的な勤務になりやすく選手を気遣いながら事務作業も、体力仕事もこなさなければなりません。
また、審判に関しても、選手の動きに集中しながら移動し続ける必要があるため、精神的な体力が必要となります。
バスケットボール関連の仕事において、幅広い視点を持ち、先を見越して行動できる人材は重宝されるでしょう。
例えば、バスケットボール選手をスカウトする場合、現状のチームの問題点を把握した上で、選手の将来性を見越す必要があります。
特に、スポーツトレーナーは、将来の競技生活を想定しつつ、ケガの治療の判断をしなければなりません。バスケットボール関連の仕事では、選手や監督のニーズを事前に把握し、必要な情報や環境を整えながら、チーム運営をスムーズに進める能力が求められます。
バスケットボール関連の仕事に適した人の特徴が把握できたところで「仕事はどうやって探せばいいの?」と気になる方もいるでしょう。ここでは、バスケットボール業界の仕事の探し方を解説します。
働きたい職種やチームが決まっている場合は、チーム名で検索して、HPの求人情報から応募しましょう。
例えば、BリーグのHPでは、採用サイトが適宜更新され、職種ごとに応募が集まっています。公式サイトには業務内容・給与・福利厚生など、募集要項が詳しく掲載されているため、正確な情報を把握しやすいでしょう。なお、応募する際は、企業理念といった条件以外についても、しっかりと調べることが大切です。
スポーツ関連の求人サイトから探す方法もあります。求人サイトには多くの求人情報が掲載されているため、自分の条件に合った求人を探しやすいのが特徴です。
また、新着情報を随時確認できるため、タイムリーで効率の良い就職活動が可能です。もしも就きたい職業が明確でない場合は、スポーツ関連の求人サイトの活用をおすすめします。
知人とのつながりを活用して、バスケットボール関連の仕事を紹介してもらうのも一つの手です。求人サイトに多くの情報があるとはいえ、必ずしも気になっている仕事が掲載されているとは限りません。
よく知る知人からの紹介であれば、自身のことを企業側に認知してもらえているため、面接もスムーズに通りやすい傾向にあります。また、具体的な社風や評価制度など、通常の求人情報では分からない情報が得られやすいことから、就職活動の幅も広がるでしょう。
しかし、知人からの紹介をただ当てにするのではなく、自身のバスケットボールに対する熱意をしっかりと伝えましょう。
バスケットボールに関わる仕事は、プレイヤーのみならず、選手をサポートする裏方など、多岐にわたります。
仕事を知人から紹介してもらうのも一つの方法ですが、つてがなければ難しいでしょう。
nobitelは、3×3プロバスケチーム の「TOKYO DIME」への帯同や、学校の部活動にトレーナーを派遣し、学生の怪我予防やパフォーマンス向上のための支援に携われます。
このようにnobitelでは、スポーツトレーナーとしてバスケット関連の仕事に携わりながら活躍できる場所がたくさんあります。
「どんな会社かよく分からない」 そんな疑問をお持ちの方も、まずはお気軽に会社説明会へご参加ください。
ぜひ、nobitelの採用サイトを活用して、バスケットボールに携わりながら、一緒にキャリアを築いていきませんか?