ストレッチトレーナーに興味があっても「どうすればストレッチトレーナーになれるのかがかわからない」という方は多いのではないでしょうか。
ストレッチトレーナーを目指す道は一つではなく、複数の方法からアプローチが可能です。
そこでこの記事では、ストレッチトレーナーになるための具体的な方法と、ストレッチトレーナーに求められる知識やスキルを解説します。あわせて、ストレッチトレーナーに向いている人の共通点や、あると役立つ資格についても触れていますので、ぜひ最後までお読みください。
目次
ストレッチトレーナーは、一般の方からアスリート、モデルまでさまざまなお客様に対して、専門的なストレッチを提供する仕事です。ストレッチ専門店やフィットネスクラブに勤務するほか、アスリートの専属トレーナーとして働く方法もあります。
基本的には一人のお客様を継続してサポートするケースが多く、お客様一人一人に適したパーソナルストレッチを提供します。一回のストレッチセッションは約1時間が目安となり、限られた時間の中でお客様の体調や要望にあわせて対応せねばなりません。
ときには、お客様自身でできるセルフストレッチを指導したり、要望に応じて簡単な運動を提案したりするなどの業務も含まれます。
ストレッチトレーナーはお客様と真摯に向き合い、専門知識とコミュニケーションスキルを駆使して満足度を向上させる重要な存在です。
ストレッチトレーナーになる方法には、大きく分けて以下の2つがあります。次項で詳しくみていきましょう。
ストレッチ専門店やフィットネスクラブでは、昨今の健康意識の高まりに伴い、ストレッチトレーナーの求人を募集する機会が増えています。
店舗や施設によって研修内容は異なりますが、一般的にはお客様にあわせたストレッチ方法や解剖学の基礎を学ぶことが可能です。また、お客様への接客やマナーなどもあわせて身につけていきます。
健康維持や予防、あるいは美容を目的に多くの人がストレッチ専門店に通う今、ストレッチインストラクターの需要はますます高まっていく見込みです。
中には、全くの未経験者であっても採用するケースもあるため、努力次第で先々、店舗の運営や管理に携わる店長やマネージャーになるチャンスもあるでしょう。
ストレッチトレーナーに資格は必須ではありません。しかしながら、資格を取得する過程で専門的な知識を学べるため、資格の保有が就職に有利に働いたり、実践に生かしやすくなったりするなどのメリットがあります。
ストレッチトレーナーにはいくつかの民間資格があるほか、専門のスクールに通いながらストレッチに関する理論や人体の基本的な知識を学ぶ方法もあります。スクールであれば、実践的なスキルも身につけやすいです。
資格取得によって幅広いニーズに対応できれば、結果的にさまざまな場所で働きやすくなるだけでなく、独立を目指す際にも有用といえます。
ここからは、ストレッチトレーナーになるうえで役に立つ資格として、主に以下の3つの資格を紹介します。
CBST(コアバランスストレッチトレーナーライセンス)は、日本全国に多くの店舗を展開しているストレッチ専門店「Dr.stretch」の技術を学べる資格です。
CBST資格を取得するには、トレーナー育成スクール「MGA(メディアルグローアップアカデミー)」でのコースの受講が必要となります。
コースには、基本的な「ベーシックストレッチコース」のほか「アドバンスストレッチ(※)」「レジスタンス」「トリガー」「ダイナミック」と、さらなる技術アップも目指せます。実践的な技術だけでなく、機能解剖学なども学べるのが特徴です。
※ベーシックコースを学んだ方が受講可能
JSA-CSTP(日本ストレッチング協会認定ストレッチングトレーナーパートナー)は、特定非営利活動法人 日本ストレッチング協会が認定している資格です。
ベーシックなパートナーストレッチングのほか、リスク管理や代償運動、代表的な傷害などの知識を学べます。
日本ストレッチング協会の「ストレッチングトレーナーパートナー資格認定講習会」を受講し、検定に合格することでJSA-CSTPの資格を得られます。
パーソナルストレッチトレーナーは、国際ボディメンテナンス協会(IBMA)が認定する資格です。
美容と健康を高めるボディメンテナンスを専門としており、資格取得には専用の「資格取得コース」を受講し、認定試験を受けて合格する必要があります。
資格取得コースでは、触診法や姿勢のチェック、ストレッチのテクニックといったパーソナルトレーナーに必要な知識や技術が学べます。
ストレッチトレーナーはストレッチの技術だけでなく、以下のような知識やスキルも求められます。次項でそれぞれのポイントをみていきましょう。
ストレッチトレーナーとして活躍するためには、ストレッチの技術に加えて幅広い知識も必要です。
例えば、身体の各部位に適したストレッチ法を理解し、実践的な技術を磨かなければいけません。
柔軟性向上やけが予防のための適切なアプローチのほか、身体の構造や動きを理解するための解剖学の基本知識も必須です。
時々、ストレッチとマッサージを混同する人がいますが、ストレッチは身体を動かすことで筋肉を引き伸ばし、柔軟性を高める役割を果たす一方、マッサージは関節などを動かすことなく筋肉に直接圧を加えるものです。
ほかにも、ストレッチには「静的ストレッチ」と「動的ストレッチ」があり、それぞれ異なる効果があります。そのため、目的にあわせて使い分け、お客様に最適なプログラムを提供するスキルが求められます。
ストレッチトレーナーには優れた技術だけでなく、コミュニケーションスキルも不可欠です。お客様に直接触れる仕事でもあるため、信頼関係を築くことも忘れてはなりません。
例えば、以下のような点に意識を持って行動することが重要です。
【良い例】
【悪い例】
目の前にいるお客様は当然、一人一人違います。お客様の個性や要望にあわせたコミュニケーションを意識することもストレッチトレーナーに求められる大切な要素の一つです。
ストレッチトレーナーになるうえで、お客様へのヒアリング能力は極めて重要です。お客様が抱える悩みや不安を正しく、そして素早く理解することは適切なストレッチプランの構築に不可欠だからです。
ヒアリングを通じてお客様の状態を把握し、一人一人の希望に沿った最適なストレッチメニューを提供できなければ、信頼されるトレーナーとはいえないでしょう。お客様との信頼関係を築くうえでも、ヒアリング能力を常に磨いていくことが大切です。
ストレッチトレーナーに向いている人には、以下のような共通点があります。
普段から体を動かすことが好きな人は、ストレッチの概念やテクニックにも目を向けやすく、その情熱が実践にも生かされます。体を動かす楽しみを知っているので、お客様の感情に共感しやすい点もメリットといえるでしょう。
特に、アスリートのストレッチを行う場合には、そのスポーツに関する理解も重要です。例えば、特定のスポーツでよく使われる筋肉や関節の特性に精通していると、より効果的で適切なストレッチを提供できます。
ストレッチトレーナーは、向上心を持って学び続けられる方にも向いています。なぜなら、ストレッチの技術は日々進化を続けているため、ストレッチトレーナーは常に新しい技術や知識を取り入れ、お客様に最良のサービスを提供する姿勢が求められるからです。
新しい技能の習得や、スキルの高い先輩トレーナーの技術を参考にするなど、常に学ぶ姿勢を怠らないことで、よりクオリティの高いストレッチを提供できるようになります。
身体に関する知識をはじめ、メンタルや食事の知識、さまざまなスポーツに関する知識など少しずつ知見を広げていくことで、より信頼されるストレッチトレーナーを目指せるでしょう。
健康に対する関心が強いと、ストレッチの技術や知識への興味が自然とわきやすく、無理なくスキルを身につけやすいです。
例えば、ストレッチ専門店やフィットネスクラブを利用するお客様の多くは健康に関心があります。そのため、お客様以上に自らが強い関心を持ち、専門的な知識やスキルを身につけておく必要があるでしょう。
お客様の疑問や質問に的確に答えられるストレッチトレーナーは、お客様からの信頼度もあがっていきます。
Dr.stretchでは、メジャーリーガーのボディメンテナンスとして支持されている技術「コアバランスストレッチ」を提供しています。
世界に240店舗以上を展開しており、多くのストレッチトレーナーが在籍していますが、実はその9割が未経験からのスタートでした。
Dr.strechでは、独自の研修制度に加えて、前述した「CBST(コアバランスストレッチトレーナーライセンス)」の取得も可能です。
あなたも、未経験からはじめられるDr.stretchでコアバランスストレッチのテクニックを学び、ストレッチトレーナーを目指してみませんか?